rouge:ivory

どうも。馬鹿です。
東京に遠征に行ってまいりました。
大阪ではレポを書かなかったというのに
なぜか武道館レポは書くという謎行動に出ます。
そんだけ武道館が感動したってことにしてください。
別に気まぐれでも何でも無いのですはい。

●プロローグ
MAXIMIZERのCDに応募券がついていましたね。
HPにアクセスしての申し込み。チケット取るのに慣れてない自分は
こんなもんでほんとうに取れてんのかよと思いながら
なぜか二枚申し込むという失態をしてしまい
睦月を無理やりつれていくことを決めました。
こちらは最終日。つまり土曜日ですね。会社は休みだ。
ばっちりと行けるわけですよ。いやー背徳感０である。

しばらくたって

夏休みを７～９月のうちで三日間とれと会社に言われ
正直このくそ暑い中休みを取りどこかに出かける用事も
やりたいということも特別に思いつかない可哀想な自分は
かれいくん（karei1103）くんに武道館1日目のチケが
まだとれるかもよという話を聞いたものですから
なるほどそれはありがたい、じゃあもう9月17日にとろう
と決心を固めて、チケットぴあで
チケットどうやってとるのかわかんねぇどうなってんだとか
ぶつくさ言いながらも睦月に行くかどうか確認してから
ふたり分のチケットをゲットして
武道館一日目を待つに至ったのでありました。

こののりで続けますがそれでもよければ続きどうぞ。

●前日
出発の前日。うちの会社は定時というものがない。
あってないようなもんだから、１７時半に帰るとか不可能。
そのため、木曜の夜出発の夜行バスにのり金曜日の朝につく
という交通手段をとることになった。
ということはつまり、水曜日の夜に準備して
荷物を会社にもってって家に帰らず夜行バスという
この歳だと若干無謀な計略を企てたのであります。
いつもは定時で帰っている睦月も
なぜか明日から残業が始まるというものすごい
タイミングの悪さを発揮したため、
夜中Skypeで喋りながら準備をしていた。

私はおしゃれが好きな人間なので
服はことあるごとに着替えたいという変わりものなため
三日間だけの旅だというのに持っていく服の量ハンパない。
どんだけかというと１０枚越えは余裕で
それをつぶやいたら変人扱いされパネェといわれ
それでも一回決めたら退くことが出来なかった。
睦月に「お前どんだけ服もってく」ときいたら
普通に１０枚超えてたというのもあるのだが
聞く相手間違ってたということにはそのとき気づいてなかった。
だいたい準備し終わり、こんなもんかなぁと思ったころにも
睦月は何かをミシンで作ってたし。

そしてさて寝るかという頃に
ついったーでお友達になったブラジル人の女の子に
Skypeで話しかけられ、英語で会話してて眠れなくなった。
「母親が漫画いっぱい買うなって怒るんだけど
私の部屋から、らき★すたのフィギュア持って行ったりするの。
これってとっても不公平じゃない！！？」とか
なかなか日の本では聞けない愚痴を聞き
なんて言っていいのか分からず
「お母さんおもしろいねｗ」と返してしまったが
それでいいのかどうかも正直よくわからなかった。

●木曜日
会社に出陣。自転車の籠にトランクを無理やりのっけて
駅まで行き、ロッカーに荷物を預ける時間などもしっかり見計らい
電車がすいてるぜとか嬉しく笑っていた次の瞬間
私は自宅へと引き返していた。
理由はチケットを忘れたので。
外出の必需品と言われて長い
財布を忘れようとも携帯を忘れようとも
これだけは忘れてはいけないものを
何故忘れたと聞かれても人にはそんなときもあるとしか
言い訳ができないほどに記憶に穴が空いていたようだ。
店長（Olive546）が「だから言ったじゃねーかｗ」と
リプってきたのだが、それを聞いてたらこうはなってなかった。
つまり聞いてなかった。

家に到着して「これだからあんたは」と
よくある親の罵声を浴びせかけられながら
そんな小言を聞いている暇は当人にはないもんだろうがと
頭の中で思いつつ世話になってる親には反論できるはずもなく
チケットを鞄の中に放り込み、もういっかい電車を目指した。
なんだこの暑さ。ここ数日涼しかったのになんだこの暑さ。
それがすべて自分がチケットを忘れたせいだと理解しつつも
なんか腹がたつので、気温があがってんだと思いきかせた。

会社に到着。いや、遅刻。
不幸には不幸がかさなれど、死ぬよりマシと毎回思う。
とはいえ、こんな時に限って財布に小銭がなく
ロッカーに荷物を預けられないとか
地下鉄なので会社に電話しようにもできず
出社時間を過ぎてからの電話になってたとか
そんなしょうもないこと起きる必要がないだろ？
どうでもいいけどね。

会社で仕事中、べつに仕事に身がはいっていないわけではなく
基本忙しすぎるこの仕事が今日に限って
見計らったかのように暇になり、あれだけ急いだのは何のためか
わからなくなりつつ、いつもどおりにTL監視してたら
「残業なくなっちゃった」と睦月がつぶやき
お前もたいがいだなーとか思った。
バスの中で食べるためにドーナツを買うことにしてたのだが
メニューを決めておけと言われたことを忘れており
文明機器を使って食いたい種類を特定して睦月に伝えた。
そのころ、今日に限ってこちらもバイトを休みにしてしまい
時間がたつのがどうしようもなく遅く
何度時計をみれど５分しかたってないと嘆いていた
店長と、大阪、新大阪付近で飯を食う約束をした。

そして退社後は例のドーナツ屋の前で集合となったのだが
そのドーナツ屋が休みという台なしっぷり発揮。
人生何があるかわからん。たいしたことはないけど。
ご飯の前、ヨドバシカメラにて睦月が携帯の充電器を買ってた。
その間ついったー中毒の自分たちのために、
お金を入れて預ければ高速充電できる機械を探し
いまのうち充電して夜に備えようじゃねえかと思いつき
その機械を見に行ったら東芝の機種だけ充電できない。
東芝の機種→睦月・店長
当然自分だけ充電するという気分にはならないので断念。
そして９８０円の単三電池を買うのに
仰々しい領収書つきレシートを発券するヨドバシに
若干おどろきつつ、ビルの上でラーメンを食った。
これが美味しかったので、今までのことは全てチャラへっちゃら。

店長の方が一足早く出発するということで
まぁ自分たちの出発時間まで暇だから見送りに行った。
無事に乗り場まで送り届け、そろそろ自分たちも行こうぜってころ
藤宮さん(yu_f_show)さんが霧のように現れて
いつのまにか側にいることに気がついた。
世間狭すぎる。つーか大阪狭すぎる。
二人に別れをつげて、バス停へ向かう自分と睦月。
高架下のおもしろそうな飲み屋を見たり
ファッションビルのウィンドーを見たりしながら
のんきに歩いてたら道を間違えてしまい
バス停に着いたのがものすごく限界時間だった。
まぁその前に本屋によってファッション雑誌買ってたから。
そんなこんなで色々とあったのだが、無事出発できた。

●バスの中
なぜかこのバス１時過ぎるまで電気が消えない。
バスの中で眠りにくい上明るいのではどうしようもないから
さっき買った雑誌を二人で読んだ。
明日と明後日新宿のマルイワンと原宿にいくことにしてたので
そのへんの下見もあって、この服がかわいいやら綺麗やら
普段のついーととこの文章からは想像できないほど
女の子トークをたっぷりとしてから消灯。

睦月は例のミシンの関係で睡眠時間が短かったからか
早めに眠れてた。
私はそれに気づいたくらいだから無理だったんだが。
初めて東京に遠征にいったときのことを思い出した。
これはコンサートではなく同人イベントだったのだが
何をやっても眠れそうにないので
JAM聞いてたら、ムダに燃え上がり結局眠れず着いたことを思い出した。
着いたときの曲がSOULTAKERだったことも未だに覚えてる。
それからは、夜行バスではJAMはやめておこうと思い
今回も当然ながら静かなサントラなどにしていたのだが
それでも結局なんとなく眠れなかった。

２時くらいのドライブインでの休憩。
普通に睦月は爆睡していた。
バスの中がごっつい熱いからタンクトップでいた自分は
とりあえずアイスでも買おうと思い立って
バスを降りたのだがこれはまたクソ寒いのである。
何度だったのだろうか。たしか牧之原？というところだった。
それでも完全に口の中がアイスの味になっていたので
ファミマでハーゲンダッツのクリスピーサンドを買い
満天の星空を見上げてニヤニヤしながら外で食った。
それはもうものすごく綺麗で静か涼しくてで
これから激爆音轟く暑苦しい熱気爆発イベントがあるとは
到底思えないテンションで「私ここで何やってんだ」くらいの
気持ちで、干し梅を買いに戻る風情のないことをした。

バスに戻り、今度こそ寝なきゃならんなと思ったので
なんとか自分のベットに近い状況を作り出すことにせいをだした。
椅子を限界まで倒して、タオルをまるめて枕にして
上着を布団がわりに腹にかけて、抱き枕替わりに
鎖や鋲の入った痛い鞄を抱きかかえてみたのだが
結局のところ、
音楽聴いてるから逆に寝られなかったのだということを
イヤホンが外れて眠るまでまったく理解できなかった。
バスは７時前に新宿に到着した。
夜中一人でアイス食ってたと睦月に言ったら
「何で起こさないんだ」とボロカスに言われまくったのだが
お前寝てたじゃねーかのひとことで鎮火した。

一日目終了。

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